ダイニングチェアー(スツール1脚、背もたれ付き4脚)の張り替えのご相談を承りました。
座面の張り替えをしてくれる職人さんは減ってきていますが、
私たちは昔ながらのお付き合いがある工場に頼んでいます。
お客様のご要望は、ウィリアムモリスの有名な「いちご泥棒」というファブリックス。
大きめの柄なので5脚同じ柄が揃うことは難しい、というお話をさせて頂いた上で、
こちらに決定しました。
生地をさらに多く使えば同じように柄を出すことは可能ですが、
低予算で仕上げるために、わざわざお取り寄せをせず、
店頭で販売している生地(137cm×100cm)で張りかえました。
出来上がったものを拝見したら、さすがウィリアムモリス!
柄の出方が揃わなくてもインパクトのあるデザインなので、
違和感のない仕上がりでした。
張り替えをすれば椅子は蘇ります。
「気に入ったものを修理をしながら長く使う暮らしかた」のお手伝いができることが、
とても嬉しいです。