今回は晩酌三点セットをご紹介します。
(取り扱いは籐巻きアルマイトたんぽのみ、すみません。)
写真右はアルマイトのチロリ、通称たんぽ。漢字だと 湯婆 と書くようです。
取っ手が熱くならないように、籐で巻いてあるので、
店では、籐巻きアルマイトたんぽ、と呼んでいます。
おでん屋さんなどでおなじみの方もいらっしゃるかな?
このたんぽにお酒を注ぎ、湯を沸かしたヤカン等に入れて温めます。
我が家では、広口のマグカップやタンブラーにお湯を半分くらいはって、
そこにたんぽを沈めて燗をつけます。少ないお湯で簡単に燗付け完了!!
以前は電子レンジで温めていましたが、
たんぽで燗をつけるとお酒の特徴がよりよく感じられます。
ホットワインをつくるのにも便利で美味しい。
左の銚子は、小料理屋さんから頂いたもの。一合よりちょっと多めの容量がうれしい。
まん中の猪口は九谷焼。震災で欠けてしまったものを知り合いに頼んで金継ぎしてもらって使っています。
拡大した写真がこちら。
割れた器を漆で接着し、繋げた部分を金で装飾するのが、金継ぎ。
器を修復するだけでなく、以前より味わい深いものにしてくれる金継ぎの手法。
モノを大切にする文化として残していきたいものです。
洋服のカギザキや虫食い、穴あきを直す「かけはぎ」も、すばらしい技法ですよね。
(こちらはかけはぎで生き返ったジャケット。)
次回もお楽しみに、、、